作詞、歌詞作りのヒント

27.自分のスタイルに甘えるな!

このコンテンツを始めてもうすぐ1年になります。まぁ勿論最初から読んでたぜっなんて人はほとんどと言うかゼロに近いと思うんですが、そんなこと無視して歌詞作りを始めて1年たったと言う前提で話しを進めて行きます。でも毎回そうですけど別に難しいことは1つもありませんので、最近始めたって人でもとりあえず読んでみてくださいよ。

自分のスタイルって言ってもまぁ色々あるとは思うんですけどね。自分の身近なことを題材に作るとか社会的なメッセージを伝えたいとかそう言う内容に関するものもそうですし、どんな内容で作ろうと「メインテーマは愛だっ」とかね。それこそ人それぞれなんですけど。そんな自分のスタイルを確立させることは大事なことなのかってことについて今回は書いてみたいと思います。

初めて歌詞を作った時から自分のスタイルを持っている人もいればたくさん作っていくうちに少しづつ自分なりのスタイルが出来上がってくる人もいると思います。まぁ歌詞って言うのはその人の考えが当然、反映されるものですから多かれ少なかれある程度の自分のスタイルってのは出てきますよね。でもそれが自分の全てとは思わないでください。

人は毎日一生懸命生きて、色々な経験を積んでいく訳ですから1年前の自分、2年前の自分とは当然違う考え方や物の見方をするようになっても不思議ではない訳です。白いと思っていたものが今では黒に見えるってな大きな変化がしょっちゅうあるとは思いませんけど小さな変化って言うのはね、結構あると思うんですよ。そんな時あなただったらどうしますか?歌詞のスタイルを変えますか?それとも最初の信念を貫き通しますか?

前にも書いたと思うんですけど、歌詞作りってのはその人の生き方ですから、僕だったらその変化に苦しんでるってことをそのまま歌詞にします。そんな 部分もちゃんと外に向かって提示して行きましょうよ。そう言う所から逃げないでちゃんと向き合って歌詞にしてくことによって新たな答えが見つかる かもしれないし、見つからなかったとしても何らかの方向性が見出せるかもしれないですから。

自分のスタイルってのは当然、大事だと思います。でもね、自分はどんどん変わっていってるのに歌詞の中では1年前のまんまって言うんじゃ歌っててもおもしろくないと思うしそれって単なる甘えじゃないですか。勿論、核になってる信念の部分は変わってなくても自分の成長や時代によって表現方法は変わってかないと飽きちゃいますよ。って僕が飽きっぽいだけなんですかねぇ?

まぁ歌ってのは一種のエンターテイメントですから苦しい、苦しいってばっかり歌っててもちょっとどうかなとは思いますけど、そう言う時期ってのは誰にだってある訳ですからね。とにかく大切なのは出来上がった自分のスタイルの上に胡座かいちゃって楽しようなんて思わずに苦しい時はちゃんと逃げずに向き合って前向きにってことですかね。

初出 01.8.15

冒頭のもうすぐ1年ってのは最初にこれを書いた時の年月です。このブログでは最初からここまでで5年以上過ぎてしまってますね。コピペするだけなのに。

ところで今回の内容ですが、自らをさらけ出す様なタイプのミュージシャン前提といった感じの内容ですね。例えば自分を前面には出さず作品は作品としてという考えの方はあまり参考にはならないかな。

もちろん、スタイル(作風)ってのはどういった方にもありますからそこの部分で考えて頂ければ誰にでもあてはまるんですけどね。


26.気持ち良く歌うための歌詞作り

みなさん自分で作った歌を実際に歌ってみて気持ち良いですか?僕、路上ライブやるようになってから気がついたんですけど、この気持ち良さって結構大事なんですよねぇ。まぁいかに気持ち良く歌えるかってのがイコール聞き手にしっかりと自分の想いが伝わるのかってことではないと思うんですけど。

でもやっぱりねぇ、気持ち良く歌えるに越したことはないんで。勿論、自分の想いを込めて作ったものを人に聞いて貰えるってだけでも充分気持ち良いんですけどね。更に気持ち良くなるためにはどうすればいいのかってことについてちょっとお話しします。

勿論、気持ち良く歌うためには曲に頼る部分が大きいです。やっぱりいい曲じゃないといくら歌詞で頑張ったってなかなか気持ち良くはならないじゃないですか?それと自分に合ったキーを見つけるってのも当然必要です。出ない音域を無理して歌うと自分だけじゃなくて聞いてる方も苦しくなってきちゃいますから。

ってまぁ曲に関してはこのぐらいにして本題の歌詞についてですね。このコーナーは曲作りのヒント集ではないんで。さぁどんな歌詞にすれば気持ち良く歌えるでしょう?

答えは簡単です。曲の中でここって言う部分の最初、もしくは2番目の文字をあ行、お行にするかまたは破裂音にするんですよ。バラー ド系のゆったりとした曲だったら、あ行、お行などがいいですしロック調の激しい曲だったら「バ」とか「ダ」などの破裂音がいいと思います。まぁもちろん逆にしてもメリハリがついていいかもしれないですけどね。前後の歌詞の内容に合わせてその辺は決めてください。

一番聞かせたいって所を「い行」とかにしちゃうとですねぇ。全然気持ち良くないし歌全体もなんかしまりがないような感じになっちゃうんですよ。自分の家で小さい声で歌ってるとそんなに感じないんですけど人前で大きな声で歌うとよくわかりますよ。

今回はちょっと当たり前過ぎましたかねぇ?その上ちょっとテクニックっぽいこと言っちゃいましたか?まぁテクニックってほどのことでもないですよね。と言ってごまかしたつもりになってまた次回ってことで。

初出 01.7.16

この回は本当に当たり前のことを当たり前に語っている。ただそれだけの回ですね。

でも確かに気持ちよく歌うってのは大事だし重要なことなんですよね。しかもこれってライブとかやって初めて気づくことで家の中で作ってるだけの段階では案外わかんないんですよ。

なのでまだライブしたことないって方には歌詞作る時にちゃんと頭に入れておいて欲しいし、もう何度もやってるって方は改めて確認という意味でこういう回もあっていいのかなと思います。

25.インパクトのあるフレーズ

今回のテーマはズバリ「インパクト」です。みなさん自分の作った歌詞を見てですねぇ、なんかインパクトに欠けるなぁなんて思ったことはありますか?

なんかあまりにも淡々としすぎていてこれじゃあ誰も振り向いてくんないんじゃないかなぁとかね。1回ぐらいはあるんじゃないでしょうか?聞いてる人を一発でこっちの世界に引きずり込めるようなインパクトのあるフレーズをなんとかして入れたいなぁなんて悩んだりしたこともあると思います。

でもですねぇ、そんなフレーズって必要でしょうか?もちろんないよりはあっ た方がいいのかもしれません。全体的にもメリハリが出るでしょうし、そんなフレーズがあると歌ってても結構気持ちいいですし。ただこれはもう毎回言ってることですけど別に無理矢理入れる必要はね、ないと思いますよ。

何故かと言うとですねぇ、まぁ一番わかりやすいと思うので恋愛に例えて説明 しますけど、あなたに好きな人が出来ました。でもあなた以外にもその人を好きな人が何人もいます。

そんな時にあなたはどんな手を使って相手に自分の想いを告げますか?なるだけ相手の印象に残るようなインパクトのある告白を考えますか?それともシンプルに正直に自分らしく想いを伝えますか?勿論、全ての場合に当てはまるって訳ではないですが基本的にはシンプルに言った方がいいんじゃないかなぁと僕は思います。

でもよく意外性のある人がモテルって言うじゃんって思った人はいますか? そうですよね、怖い人なのかなぁって思ってたら実はすごく優しい人だったとかそう言う所にときめいちゃって…なんて話しはよく聞きます。

でもそれって 別にその人はインパクトを狙った訳じゃなくて正直な自分を出しただけですよ ね、つまり無理矢理インパクトある告白をしたんじゃなくてそれが本当の自分なんだから長続きするんですよ。

でも無理矢理考えてインパクトつけたって長続きしないですよ。すぐに飽きられちゃいます。人間って貪欲な生き物ですから常に前回以上のインパクトを与えていかないとアッと言う間に引いてきま すからね。

話しは歌詞作りに戻りますけど最初にそんなことしちゃうと歌詞作りの中心がいかにインパクトあるフレーズを入れるかってことになっちゃうんでだんだん本当の自分の想いとはかけ離れていっちゃいますよ。

だからね、毎回毎回同じ結論になっちゃいますけど、無理矢理考えたインパクトよりも自分に正直なシンプルな想いの方がずっと大事ってことですね。

初出 01.6.20

一番のポイントは、耳に残るフレーズ=インパクト。ではないってことです。
聞き手の耳に残る印象的なフレーズって実はごくごく、日常的な言葉のやりとりの中にあったりするんですよね。

まぁ、それを見つけて歌詞に入れ込むってのは本当に難しいし、そもそもそこまできっちり聞いてもらうにはまず、自分の歌に興味を持ってもらう必要があるんですけどね。

でもだからインパクトを…ってのはやっぱり違うと思ってます。インパクトはあくまで結果であって、そこばっかり狙ってもろくな歌詞になりゃしません。頑張ってくださいね。


24.そろそろ人前に出よう!

みなさんオリジナルの楽曲はどれぐらいありますか?10曲ぐらいあって自分、もしくはギターを弾ける友人がいる人はそろそろ人前で演奏することを考えてみてはどうでしょう?

えーとですねぇ、家の中で1人で100回練習するよりも路上に出てたった1人でもいいので人の前で歌った方が何百倍も上達します。 だったら家の中で人に見てもらって歌うんでもいいじゃんって思いますよね。 でも答えはNOです。もちろん1人っきりでやるよりはずっといいですけど緊張感が全然違うじゃないですか、自分の家と路上じゃねぇ。

これは作る段階でも歌う時でも一緒ですけど自分を楽な立場に置いてやったら絶対いいものは作れないし相手にだって伝わらないですから。追い詰められてるって言うような緊張感がね、あった方が絶対に上達も早いと思いますよ。

それとストリートミュージシャンではなくバンドをやっている人にも是非、 路上でやることをお薦めします。何故かと言えばプロを目指してガンガンやってるって人は別ですけど通常はそんなにしょっちゅうライブハウスには出れませんよね。これもやっぱりスタジオで何回も練習するよりは1回でも人前でやった方が絶対いいですから。

ただバンドでやってる人ってのは当然ですけど通常はバンドスタイルでやってる訳ですよね。でも路上ではなかなかドラムセットやアンプなんか使 えないじゃないですか?俺はフォークシンガーじゃねぇからギター1本 なんかじゃできねぇよって思いますか?でもギター1本でやるってのもすごく大切ですよ。さぁそれは何故でしょう?

答えは簡単です。ギター1本でやるってことは当然ながら普段より音数がずっと少なくなりますよね?と言うことは素材の勝負ってことになる訳ですよ。つまりゴマカシがきかないってことです。本当にいい歌ってのはバンドスタイルでやろうとギター1本でやろうとアカペ ラでやろうとやっぱりいい歌ですから。もちろんボーカルの力ってのも出ますし曲でも歌詞でもいい所と悪い所ってのがはっきりわかります。だから確認って意味でもたまには違ったスタイルでやるのも必要だと思いますよ。ロックとかフォークとかって形の問題ではなくその人の生き方の問題ですから。バンドで激しいのやってても全然ロックじゃない人もいればギター1本でもロックの人もいますからね。

最後に、えーこれだけ人前でやれって煽っといてこんなこと言うのもなんなんですが、最近はどこの駅前に行っても必ず何人かが歌ってますよね。ただギターでも歌でもちょっと人前でやるのはどうなんだろう?って人が多いのも事実です。その辺はちょっとね、自分で考えてまだちょっと人前では歌えないなって思いとどまることも当然必要だとは思いますけどね。興味ない人にとってはただの騒音にしかならないですから。まぁ僕もその中の1人だったんで言うんですけど。

初出 01.5.31

これを最初に書いた2001年当時はもうどこの駅前や閉店後のちょっと大きめな商店街行っても誰かしらギター1本で歌ってるって状況でした。

2013年現在ではそんなに見かけなくなりましたね。もちろんいる所にはいるのでしょうが、私が住んでいる町の近所ではほぼいなくなりました。

何か色々と厳しい規制でもできたんですかね?よく分かりませんがやれるのならやっぱりやった方がいいのではないかなと。今でも思います。

特に文中にも書いてますがバンドでやってる方はアコースティックスタイルでやるのはホントにおススメです。ビックリするぐらい曲のいい所と悪い所がわかりますよ。




23.たまには肩の力を抜いて

プロでもアマチュアでも構わないんですけど、みなさんがライブを見てる時にですねぇ、そんなに自分の想いばっかりぶつけられてもって感じの曲がずっと 続いたらやっぱり疲れちゃいますよね。緊張感のある曲ばっかり続いたら何だか楽しみに来たのか苦しみに来たのかわかんなくなっちゃうじゃないですか? それにやる側にしてみたってそんな曲ばっかりじゃ途中にMCなんか入れたら曲の雰囲気壊れちゃいそうでこりゃ困ったなぁって感じになっちゃうと思うんですよ。

だからこれは1曲分の歌詞作りのヒントってよりはライブ全体の構成を考えた上での話しになっちゃいますがどっかにね、ちょっと肩の力を抜いた曲ってのも必要だと思うんですよ。つまり緊張と緩和ですね。その方が緊張感のある歌がより引き立つと思うしライブとしてもメリハリが出てそれぞれの曲の個性をよりはっきり明確に打ち出せるんじゃないでしょうか?

そこでですねぇ、じゃあその緩和ってのはどんなんだよってことなんですけど、何の意味もない、毒にも薬にもならないような歌詞をたまには作ってみるって言うのはどうでしょう?もちろん、今までずっと言ってき たことを否定してる訳じゃないです。自分の想いを込めるって考えは基本的には何も変わらないんですけどね。

これはもしかしたら僕だけかもしれないんですけどたまにすっごい何の意味もないような歌詞を作りたくなるんですよ。それで他の歌詞とのバランスを自然にとってるのかどうなのか自分でもよくわからないんですけどね、なんかすっげぇスケベなだけの歌詞作りたいなぁとか何ヶ月かに一遍そんな強い衝動にか られるんですよねぇ。

だからそれを実際にライブでやるかどうかは別としてもですね。 出来上がりが気に入ったらやればいいし、やっぱりダメだなって思ったら無理してやる必要もないんですけど、最初に言ったようにライブ全体の構成を考え た上でね、それは考えればいいことなんで。

まぁそんな何の意味もないような歌詞でもどっかに自分ってのは必ず出ますからね、結局は全部自分にはね返ってくるんでそれはそれでおもしろいんじゃないかって思いますよ。たまにはね。

初出 01.5.13

ちょっと硬い内容のものが続いたのでってのとネタが切れて書くことなかったのでってのが、当時これを書いた理由みたいです。もう全然覚えてないですけど。

ただまぁ確かに歌詞作り始めの頃とか特に10代の頃はね、肩肘張った歌詞を作りがちですけど、聞く人はそんなに構えて聞いてる訳じゃないですからね。気楽に気楽にって感じで作るのも悪くないと思います。

最後に書いてますがそんな歌詞であってもちゃんと自分は出ますからね。これがびっくりするぐらい。ホントに歌詞作りっておもしろいですよ。

22.シンプルでストレートな言葉

今回は無駄話しはなしでいきなり本題に入ります。 あなたが心を打たれる歌詞、いいなぁと思う歌詞って言うのはどんな歌詞ですか?もしくは歌詞の中でもここの部分はすごくいいなぁって思うのはいったいどう言う部分なんでしょう?それが今回の話しのテーマです。

私が心を打たれたりこの部分はいいなぁって思うのは簡単なって言うか日常普通に使われている言葉で歌われてる部分です。なんか比喩だの倒置法だの難しい言葉なんか使ってる歌詞なんかにはちっとも心惹かれたりしません。

これは私だけじゃないと思いたいんですけど、作る側に立ってみてもですねぇ、 ここぞって言う部分は絶対にシンプルでストレートに行きたいんですよ。他の部分はまぁどうでもいいってこともないですけど、ここを伝えたいって部分はね、表現方法とか考えずに思ってることをそのままストレートにぶつけたいんですよね。

と言うのもですね、これを言いたいって部分を修飾したり言葉つけ足してくとどんどん本当に言いたいことから離れてくような気がするんですよ。なんかどんどん嘘っぽくなってっちゃうんで。

真実は常にシンプルでストレートなもんだと思いますよ。
まぁ真実だけをぶつけてりゃ良いってもんでもないんでそこが難しいとこ ろですけど、やっぱりここが言いたいってとこだけはズバッとね、ストレートにぶつけてくのがいいんじゃないですかねぇ。

初出 01.4.23


かなり青臭いこと書いてますが、内容的には今でもこの考えに変わりはないです。

自分以外の人が歌う歌詞作るのであればある程度、テクニック使ったりちょっとわかりやすくしたりってのは必要かなとも思いますけどね。

でも自分で歌う場合はこの「わかりやすさ」ってのが曲者なんです。もちろん誰かに聞かせるために歌うためには「わかりやすさ」ってのは大事ですが実は「わかりやすく」すればするほどそれは自分の言葉ではなくなるんですよね。

「伝える」ことと「伝わる」ことはまるで別物なんだという意識はちゃんと持っていないとこの辺り混同しちゃうので気を付けないといけないですよね。私もいまだにこの辺りの難しさに悩みっぱなしです。

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21.設計図があった方が作りやすい?

このWORDS OF HEAVEN blog-作詞、歌詞作りのヒント集- を見て歌詞作りを始めたって人が果たしてどのぐらいいるのか?もしかしたらそれほどいないかもしれないんですけど、まぁいたとして話します。そろそろテクニックを使いたくなる頃だと思うんですよ。丁度半年ぐらいになりますし、でもね、もちろん本人の自由意思だし強制はしないですけどあざとい歌詞だけはね、作らないように気をつけてくださいね。

さて、今回の話しなんですが意味わかります?「設計図ってなんだよ」って感じですか?ここで言う設計図って言うのはテーマって意味です。つまりある程度のテーマを決めてから、歌詞を作った方がいいの?ってことです。

作詞の本なんか見るとですね、このテーマについてって言うのはたいてい最初の方に出て来ます。まぁ言ってみれば歌詞作りの基本ってことになると思いますがだったら何でお前は今まで触れなかったんだよって思いますよね。でもこれにはちゃんと意味があるんですよ。

もしあなたが作詞家を目指しているんであれば、歌詞を作る前にちゃんと設計図を書いた方がいいでしょう。大テーマ、中テーマ、小テーマとだいたい3つぐらいに分けてですねぇ、その上で1番と2番の構成までね、ちゃんと考えてから作る癖をつけとかないと色々な人に歌詞を作るのは難しいと思います。

でもですねぇ、これを読んでいるあなたは違いますよね。作詞家なんて目指しちゃいないはずです。だとすればこの設計図なんてまったく無意味だとは言いませんけど、そんなに重要視する必要もないですよ。

設計図を書くなんてことよりもあなたにとって大事なのは自分の気持ちをどう歌詞の中にぶち込むかってことですよ。しかも 歌詞が出来上がってから「あー俺は今こんなことを思ってたんだ」って 気付くことも多々ありますからね。それ程好きではないと思っていた女の子が実はものすごく好きだったんだなんて自分の作った歌詞を見て初めてわかっちゃったりすることもあるんですよ。前にも言いましたけど歌詞って自分の本当の正直な気持ちがポロッと出ちゃったりするもんですから。

最近のヒット曲を見ると以前に比べて本人が歌詞を作ってる場合が多いですよね。つまり今の聞き手が求めてるのはきっちりとしたテーマの上で予定調和的に流れて行く歌詞ではなく、歌う本人の本音の部分を知りたい訳じゃないですか。それに皆さんが歌を作る、歌うって言うのは自分を知る、自分を追及して行くってことでもあると思うんですね。

設計図をきっちりと書いて作ったって本当の自分には辿り着け ないですよ。うわべだけの想いにしかならないですって。せっかく皆さんは自分の言葉で歌える立場にいるんですからそんな所を作詞家のマネなんてしなくていいんですよ。

初出 01.4.9

「テーマを決めて歌詞を作る」というのは上述している様に作詞家を目指すのであれば結構、重要なポイントになります。

何故なら作詞家になりたいって場合はそうやってある種の自分なりのフレームを作った方が量産しやすいからです。

でも皆さんは自分や自分のバンドで歌う分の歌詞さえ作れれば良いのできっちりフレームを作ってしまうと必ず飽きます。

まぁきっちりしいの性格でちゃんとテーマを細かく作らないと作詞できないって人はフレーム作った方がいいんでしょうけどね。ただやっぱり重要なのは「想い」であって形ではないですから。その部分だけちゃんとわかっているのなら、まぁ後はその人次第って感じはします。


 

20.感じる心、伝える気持ち

みなさんは歌詞を作る時どんな人に聞いて貰いたいと思って作りますか?

「そんなの1人でも多くの人、出来るだけたくさんの人に聞いて貰いたいと思って作るに決まってんじゃん」って思った人はいますか? そりゃそうですよね。せっかく作ってんだから出来るだけたくさんの人に聞いて貰いたいって思っても何の間違いもないですよね。

でも実はですねぇ、そこにちょっとした落とし穴があるんですよ。例えばちょっと想像してみてください。あなたは今ものすごく好きな人がいます。この人に何としても自分の想いを告げて出来る事なら恋人同士になりたいなぁって思っています。そんな時あなたはどうしますか?手紙を書くなり会って直接話すなりして少しでもその相手に近づく手段を考えますよね。

そんな時にあなたは全然好きでもない他の人に「好きだ」なんて言ったりしますか?しないですよね。本当に好きな相手以外の何百人って人に「好きだ」って言ったら 誰にも信用なんてされないしなにより一番好きな相手にだって嫌われちゃう のがオチですよ。

つまりですね、僕が言いたいのはいくら真剣に想いを込めて歌詞を作ったって誰に伝えたいかって部分がはっきりしてなかったらたった1人にさえも伝えられないんじゃないかって事なんですよ。

誰に伝えたいかもわからない曖昧な歌詞じゃ聞き手のハートには突き刺さらないですよ。たった1人でいいんです。この人に伝えたいって想いが明確にあれば実はよりたくさんの人のハートに突き刺さるものが出来たりするんですよ。

皆さんそろそろ耳にタコが出来たんじゃないかって程しつこく言ってますが、 歌う事、歌を作る事で一番大切なのは「感じる心と伝える気持ち」だと、僕は信じています。

初出 01.3.13

もうちょっと具体的に言うとすると「○○に伝えたい」と思って作るとよりその想いが具体的になる訳です。なのでたった一人に伝えたいと思って作った方が結果としてより多くの人に伝わるんですね。

実はつい先日、ある場所で歌詞を公開する機会があったのですが、もちろんある特定の人に伝えるという想いで作ったもののそこで見るだろう人を意識し過ぎて、どーにもこーにも曖昧な歌詞になってしまい、それを「あなたの本音が出ていない」と一人の人に見破られてしまいました。

ちゃんと伝えたい相手がいても気が付いたらその人を飛び越えてその奥にいる不特定多数にピントを合わせてしまうということは注意しててもついやってしまいがちです。

周りの人なんて無視して構いません。本当に伝えたい人だけを見てその人だけに伝えたい想いをしっかりと伝えましょうね。自戒を込めて。

19.作曲者の意向ってどこまで尊重するの?

自分では曲を作らず他のメンバーが曲を作って来るって言う場合なんですけど、その作曲者がある程度の歌詞のイメージを想定して作って来る事ってありますよね。

後、1番は自分で歌詞を作って来てこれはそのまま生かして2番以降を作って欲しい。なんて事もあると思います。こんな時、歌詞を作る立場であるあなたはどうしますか?

1.歌詞を作るのは俺の作業なんだからと全部無視する。
2.相手の意向を尊重して全て受け入れる。
3.相手の意向を尊重しつつもそこに自分の色を付け足してゆく。

勿論、ケースバイケースですし、そのバンド(ユニット)の事情によっては多少の違いはあるでしょうけど、やっぱを選べる状態ってのが1番いいですよね。

作曲者の意向をちゃんと自分の中で1回消化して、そこに自分らしい新たなアイディアを込め、よりいい歌詞を目指しましょう。

でも作曲者をただ満足させるだけじゃなく、作曲者のイメージを遥かに越えるものを作りたいですよね。同じバンド(ユニット)内であってもその辺 はやっぱ戦いですから。お互い刺激し合って成長してかないとね。

最後にメロディと歌詞の関係についてちょっとお話しします。曲先って言うのは当たり前ですけど曲が先にある訳ですよね。人の曲に歌詞をつける場合、その曲の雰囲気に合わせて歌詞のイメージを膨らませてくのが、まぁ通 常のやり方だと思います。

自分で曲も作る人だったら先に歌詞のイメージがあってそれに合わせて曲を作るなんて事もあるでしょう。どちらにしてもメロディと歌詞のバランスを考えた作り方で聞き手にとってもその歌の世界に入り込みやすいですよね。

でも常にそんなのばっかりだとちょっとつまらなくないですか?「メロ ディ対歌詞」「自分対歌」「自分対聞き手」これらの関係がいっつも予定調和で安定感があると3つの関係全てが退屈になっちゃいますよね。

たまにはメロディと歌詞を喧嘩させて不協和音を起こさせるのもおもしろいと思いますよ。およそメロディ からは想像つかないような歌詞を乗せてみる事によってそこにある種の緊張感を作るってのも時にはいいですよね。

何か新しいものを作るって人が安定を求めちゃったらそこで進歩や成長はストップしちゃいます。常に爆発の起爆剤になるのは安定ではなく不安や緊張ですからね。

初出 01.2.26

なんか本題よりも「最後に」の方が長くなってしまってますが、今回は曲だけを作る人と歌詞だけを作る人のせめぎ合いについてですね。

私のバンドで曲を作るメンバーも実は歌詞はまったく作らない人間なのですが、私が作った歌詞に対してダメだしや修正依頼をしてくることがあります。

でもこれが結構、的確な指摘をしてくるんですよ。痛いところを突いてくることもままあります。

なので私はそういった場合は素直に相手の意見を聞いた上で、じゃあこういうのはどう?と言った形でさらにワンアイディア乗っけて提案します(余計なことしない方がいい場合もあるので毎回ではないですけど)。

やはり曲にしても歌詞にしても基本、一人で作るのでそこに一番、その曲に対して理解のある人間(作った本人ですから当たり前ですが)の解釈が入り議論するってことはとても重要なんですよね。それを聞くことで問題点を明確にすることもできれば新たなアイディアが浮かぶこともあるんですよね。

なので初稿では

3.相手の意向を尊重しつつもそこに自分の色を付け足してゆく。

が良いと書いてますが今、改めて書くとすると

相手の意見をしっかりと聞き入れた上で必要であれば議論をし、最終的には作詞者が判断する。

というのが良いかなぁと思います。

まぁ戦いというところは変わらないので、是非、戦いつつも協力して素晴らしい歌詞を作ってくださいね。

18.手直しのタイミング

ちょっとこれは本題とは関係ないんですけど、他に入れる所なかったのでここに書きます。机に縛りついて書くもんじゃな いんですね、歌詞って。今まで歌詞を「書く」ではなく「作る」っ て言って来たのもそんな理由からなんですよ。まぁ今頃になって言われてもって思うかもしれないですけど。

外へ出ましょうよ。色々な人と話して、見て、聞いて、感じた事。思った事をちゃんと自分の視点で捉えて作らないと。家に閉じこもってTVや新聞から得る情報だけで作った歌詞なんか全然リアリティないし、聞き手に伝わらないですよ。

さて、本題に入ります。2番が作れないんですけど?の所で考えたりアイディア練ったりって言うのは歌詞 を紙に書く前にやっといた方がいいですよって言いましたけど、そうやったってやっぱり煮詰まっちゃったり一応出来たけどちょっと気に入らない所があるんで手直ししたいなぁって事はあると思います。で、今回はその手直しのタイミングについてお話ししたいと思います。

煮詰まっちゃった時の対処法は作るの止めてしばらくほっとく。でしたよね。手直しのタイミングってのもそれとちょっと似てるんですけど手直ししたいなぁって思ってもね、とりあえず完成って事にしとくんですよ。作った直後ってまだ冷静になってないですから直してもまた悩んじゃうんですよ。 「やっぱさっきの方が良かったかなぁ?」ってね。そうなっちゃうとドンドン とドツボにはまって行ってしまうんで。とりあえず完成って事にしてください。

それでですねぇじゃあいつ直すんだよって事なんですけど、スタジオや家で練習しながら、もしくは人前で歌いながら。ちょっとづつみんなの反応を見たり意見を聞いたりしながら直してくのがいいと思います。

人前でやる時は完璧な状態じゃなきゃ!なんて思う必要は全然ないです。そもそも完璧なんてものは存在しないですし、それに歌ってね、自分や聞き手と共に日々、成長してくもんなんですよ。何回やったって何年やったって完璧な完成なんてないんですから。

初出 01.2.10

これを最初に書いた時はまだ携帯電話なんてのもそれほど全ての人が持ってるって訳ではなかったので書いてないですが、今だったら自分の路上やライブハウスで歌っているところを携帯の動画で録画してそれを見るのが一番手っ取り早いかなと思います。

後、3年程前に自分で作った歌詞を他の方が歌っているところをお客さんとして見る機会に恵まれましてその時思ったのですが自分の作った歌詞を他の方がしかもライブという場で歌っているのを聞くってのはすごく良いです。

本当に歌詞の良いところと悪いところが自分で歌っている時以上に良くわかります。なかなかそういう機会に恵まれることはないかもしれませんがスタジオで練習する時なんかに自分以外のメンバーに歌ってもらってそれを録画して見るってのもいいですね。

April 2014
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